2009年02月25日

ホツマの天照大神御製

 天が下  和して巡る  日月こそ
 晴れて明るき  民の父母なり
 
 アメガシタ ヤワシテメグル ヒツキコソ
 ハレテアカルキ タミノタラナリ

 実はホツマには天照大神のお詠みになった歌がいくつか掲載されています。
 すでに紹介した氷ノ山山麓に伝わる御製は、ホツマには掲載されていませんが、そのほかにもサツサツズ歌も天照大神のおつくりになった歌として紹介されています。

このほかにもホツマには神々の詠まれた歌がかなり紹介されています。
もちろん、歌だけではなく、天照大神ほか、神々の御教えがふんだんにちりばめられています。これらをすべて消し去って、神話時代の事実をかいつまんで、歪曲し、神々の関係を捻じ曲げ、あるいはわからなくして出来上がったのが記紀であることが、比較してみるとよくわかります。 
 以前にも述べましたが、「万葉集の中の詠み人知らずの歌の中には相当数、私たちの祖先神の詠まれたものが数多く含まれている」(白兎の小使い説)と見て良いでしょう。八上の氷ノ山に伝わる天照大神御製の存在確認によってこの説は生まれました。おそらく今までそのような見解を出した方はいらっしゃらないと思います。
 
 ホツマにはアシヒキノ ヌバタマノなどの枕詞の解説までなされているのです。
 古代の歌謡を研究する人にとってホツマは必須の書と言えるでしょう。
 フトマニの占いに用いられた128首の歌は、天照大神が編纂されたものと伝えられています。
 
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2009年02月16日

因幡と土師氏

 天照大神の御子神である天穂日命を祖神とする土師氏が因幡の白兎と大いに関連を持っていることは、すでに判明しています。
 筆者は土師氏は記紀によって改ざんされる前の歴史時代、神話時代の事実を、知っていたのではないかと推測しています。
 ここで、再度因幡国内の土師氏に関連する地をあげてみます。
八上の土師郷ー土師百井、池田、福本、門尾、稲荷
3つの白兎神社  私都川はかつて土師川と呼ばれていました。この土師百井が、八上の、そして因幡の中心部の一つであったと推定します。もと白兎神社の存在、律令時代の大伽藍の寺院の存在、等々からそういえるでしょう。
   大江谷全集落 橋本(土師元)がその中心地でかつて国府があったという説も。大江神社がある。   
   私都谷 大江氏系の毛利氏の拠点
   日下部 天穂日命を祀る神社
   丹比 土師氏と関連がある多治比氏より
   舂米 大江氏の流れを汲む水谷氏
   高草 白兎神社、
   能美郷 大野見宿禰命神社 大江氏の拠点、天穂日命神社他

   土師郷(智頭町)土師神社

 因幡、八上は「土師氏の一大拠点」といっても良いのではないでしょうか。全国的にこれほど土師氏の地域が集中しているところはないのではないでしょうか。そして、これに重なるように瀬織津姫が、全国一の密度で奉祭されていることと関連があるといえるのではないでしょうか。
 土師氏は、瀬織津姫がいかなる神であるかを正確に知っていたはずです。そうであるがゆえに、瀬織津姫を封印したと思われる藤原氏との拮抗があったのでしょう。

      


posted by yakamihakuto at 10:23| Comment(10) | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月11日

瀬織津姫と八上

  すでにわかりきったことではあったのですが、あらためて菊池展明氏の、瀬織津姫を祀る全国神社分布図をみて、たしかにこれはすごいことだと思い直しました。
 菊池氏の調査によると、現在判明している全国の瀬織津姫を祀る神社総数は454社です。
 全国47都道府県で単純に割って、1都道府県に約10社という数になります。
 菊池氏の調査された資料(これを作成されるのには大変な労力を要したことと推察します。)から、10社を超えるのは20都府県で、そのうち20社を超えるのははわずかに6府県なのです。沖縄、熊本、佐賀は0で、九州全体で計26社ですから、鳥取にいかに集中しているかがよくわかります。
 最多は岩手の36社、続いて静岡の32社、鳥取は岡山と同数の25社です。
 以前にも記しましたが、鳥取県内でも因幡に18社、そのうち13社が2006年までの旧八頭郡(=郡家、船岡、河原、八東、若桜、用瀬、佐治、智頭。いにしえの八上郡と推定される)ですから、この全国の分布状況と比較しても、驚きの数値です。菊池氏の調査にはもれてしまった大江神社と舂米神社を合わせると15社となります。
 
 近代の行政区画、都道府県で判断するよりも、古代の国、あるいは郡単位でみていくことで因幡、八上の特徴が浮かび上がってくるのです。
 八上はもっと瀬織津姫を顕彰・応援していくべき土地柄であることがよくわかります。
八上に多く祀られている、あるいは、八上に固有に祀られている神様をあげるとこのようになるのでしょうか。

スサノヲノミコト (八上で祀る最多の神 八上にある神社の約半数の神社で祀られている。 筆者推定、ダントツに多く祀られている。おそらく1郡部での数は全国一でしょう。)
八上姫
大兎明神
瀬織津姫 (分布状況で八上は全国一の密度)
天穂日命 (土師氏の祖神 八上・因幡には土師氏の末裔が極めて多い つまり因幡の民はさかのぼれば、天照大神とつながる、ということです。筆者はこの事実をもっと因幡の方、因幡出身の方に強く意識していただきたいと思っています。)
神直日神 (きわめて珍しい祭神)
大直日神 (きわめて珍しい祭神)
日月神  (きわめて珍しい祭神)
天照大神(伝承に基づく点できわめて異例)
大己貴命(伝承に基づく点で)

posted by yakamihakuto at 11:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 瀬織津姫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月01日

瑞垣

 伊勢神宮の神宮司庁広報課は、年に3回、『瑞垣』という神宮紹介の冊子を発行しています。神宮のさまざまなイベントや、皇室の方や著名人の参宮の記録、寄稿されたさまざまな分野の方々のエッセイや論文などが掲載されています。
 少々お堅い内容ですが、時折、非常に興味深い読み物もあり、筆者もすでに10年近く定期購読しています。といっても、実際は、ほとんど郵送料くらいの値段です。詳しくは神宮司庁広報課へ御問い合わせください。
 ちなみに、最新号では、宇治橋の架け替え、宇治橋の守護神社、橋姫神社が特集されています。

 筆者も『瑞垣』に掲載される記事からこのブログ記事に反映させているものも少なからずあります。


 

posted by yakamihakuto at 20:00| Comment(2) | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

講演シンポジウムの記事が

 昨日催された鳥取大学地域学部主催の講演シンポジウムについて、ネット版毎日新聞に紹介されています。山陰中央新報にも掲載されていました。
posted by yakamihakuto at 19:49| Comment(0) | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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