2008年02月10日

祇園祭の瀬織津姫

 祇園祭については以、岩戸山で天照大神の男神像が祀られていることを紹介しました。
 ところで鈴鹿山という鉾には、瀬織津姫が祀られています。瀬織津姫は鈴鹿山にかつて出没していた賊、鬼を退治したという伝承に基づくものとされます。祇園祭の祭礼のときに姿を現し、男神天照大神と京の都にお姿を現しているのです。
 筆者にとっては、これは祇園祭のいくつもの鉾の中に紛らせて、本来の天照大神と瀬織津姫の関連を示そうとするものであろうと思えます。
 藤原氏の目をかすめて祇園祭の祭礼の中に密かに男神天照大神と瀬織津姫をたくみに祀ったのかもしれません。
 
 確かに藤原氏は、中臣氏出身であるとされながらも、伊勢神宮の祭祀を司る中臣氏とはまるで無縁なごとく、伊勢神宮への参宮などは全然行っていないようです。藤原氏が表向きに、元の出自が天児屋根命であるとするにしては、伊勢祭神との関連は全く感じられません。
 やはり中臣氏の中から藤原氏と名乗れたのは、鎌足、不比等の系統のみに限られたということに本来の中臣氏とは異なるという、重大な意味が込められているのでしょう。
 
posted by yakamihakuto at 21:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 瀬織津姫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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