2009年02月11日

瀬織津姫と八上

  すでにわかりきったことではあったのですが、あらためて菊池展明氏の、瀬織津姫を祀る全国神社分布図をみて、たしかにこれはすごいことだと思い直しました。
 菊池氏の調査によると、現在判明している全国の瀬織津姫を祀る神社総数は454社です。
 全国47都道府県で単純に割って、1都道府県に約10社という数になります。
 菊池氏の調査された資料(これを作成されるのには大変な労力を要したことと推察します。)から、10社を超えるのは20都府県で、そのうち20社を超えるのははわずかに6府県なのです。沖縄、熊本、佐賀は0で、九州全体で計26社ですから、鳥取にいかに集中しているかがよくわかります。
 最多は岩手の36社、続いて静岡の32社、鳥取は岡山と同数の25社です。
 以前にも記しましたが、鳥取県内でも因幡に18社、そのうち13社が2006年までの旧八頭郡(=郡家、船岡、河原、八東、若桜、用瀬、佐治、智頭。いにしえの八上郡と推定される)ですから、この全国の分布状況と比較しても、驚きの数値です。菊池氏の調査にはもれてしまった大江神社と舂米神社を合わせると15社となります。
 
 近代の行政区画、都道府県で判断するよりも、古代の国、あるいは郡単位でみていくことで因幡、八上の特徴が浮かび上がってくるのです。
 八上はもっと瀬織津姫を顕彰・応援していくべき土地柄であることがよくわかります。
八上に多く祀られている、あるいは、八上に固有に祀られている神様をあげるとこのようになるのでしょうか。

スサノヲノミコト (八上で祀る最多の神 八上にある神社の約半数の神社で祀られている。 筆者推定、ダントツに多く祀られている。おそらく1郡部での数は全国一でしょう。)
八上姫
大兎明神
瀬織津姫 (分布状況で八上は全国一の密度)
天穂日命 (土師氏の祖神 八上・因幡には土師氏の末裔が極めて多い つまり因幡の民はさかのぼれば、天照大神とつながる、ということです。筆者はこの事実をもっと因幡の方、因幡出身の方に強く意識していただきたいと思っています。)
神直日神 (きわめて珍しい祭神)
大直日神 (きわめて珍しい祭神)
日月神  (きわめて珍しい祭神)
天照大神(伝承に基づく点できわめて異例)
大己貴命(伝承に基づく点で)

posted by yakamihakuto at 11:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 瀬織津姫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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