2007年05月31日

書籍化

 当ブログで紹介してきた記事を編集しなおしたものを一冊の本として出版することにしました。
 兎の写真もたくさん載せますので200ページを超えます。
 詳細は決まり次第、お知らせします。

『八上 神秘の白兎と天照大神伝承』白兎の小使い著

目次を紹介します。


はじめに     
T八上の遺跡と伝承     
 因幡 八上 伊勢/神社合祀/『イナバノシロウサギの総合研究』/遺跡の顕彰/八上 福本の白兎神社/白兎神社の菊御紋/八上独特の漢字表記/池田の白兎神社と天寺/土師百井 もと白兎神社/天照大神行宮ゆかりの米岡神社/賀茂神社胞衣塚と一の鳥居跡/土師神社/売沼神社/賀茂神社/白兎東西ライン上の燈籠/福本七十号墳跡地/三つの白兎神社と私都川/三つの社で聖地を表現/白兎の里 白兎ライン/夏至・冬至ライン 東西ライン/門尾と隠岐の関連/賀茂神社の白兎明神燈篭/青龍寺と白兎/霊石山 レ イセ キ/聖なる御子岩=御冠岩/伊勢が平/霊石山の『清水戸』/稲荷/亀石/因幡堂の大兎明神/天照大神御製の和歌/神明鳥居 伊勢との関連/霊石山麓集落と伊勢祭神/兎神と関わる因幡の社寺等/「イナバノシロウサギのふるさと・郡家町」講演会


U波兎と兎神     
 青龍寺 白兎神社社殿と波兎/赤倉神社の波兎/西橋寺の白兎/光専寺の波兎/西野神社の波兎/天穂日命神社の波乗りウサギ
全国 兎彫刻・兎像のある神社/京都市 岡崎神社と兎/出雲の兎/大和 大神神社/和歌山 玉津島神社の波ウサギ/印旛の麻賀多神社/兎神を祭神とする全国の神社 

Vシロウサギ異伝     
 高草の兎伝承/ 白兎海岸古事記の伝承/気多と青谷上寺地遺跡と能登/中山の素菟伝承   

W八上姫の謎と神秘の八上     
 八上姫/八上姫=素兎の神/全国の八上/八上姫を祀る大江神社/八上の氏族のルーツ/もと白兎神社の謎/土師氏と白兎/落岩神社のご神体/日理郷/後醍醐天皇と八上/那岐神社/都波只知上神社/多加牟久神社/日月宮/瀬織津姫を祀る社 旧八頭郡/複数の神話の舞台/雛型因伯

X因幡・八上の伊勢信仰     
 稲葉地名発祥の『古苗代』/氷ノ山 須賀の山と赤倉山/氷ノ山越え 京伊勢街道/伊勢道と三本松/「伊勢道」 談話会/
丹後の元伊勢内宮/丹後の元伊勢外宮 比沼麻奈為神社/月の輪田と清水戸/月読命と亀岡/

Y三つの霊石山縁起     
 伝承と記録/天照大神御神像/慈住寺記録/霊石山最勝寺縁起/城光寺縁起

Z雑     
 兎と烏/「食用」ウサギ?/小泉八雲と山陰/天照大神

結びにかえて     



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2007年05月07日

伊勢道の因幡堂 須賀の山雑記

 本日、八頭県民局の方から『須賀の山雑記』山根達治他著(今井書店1989年刊)、ならびにその関連の小冊子をご紹介いただきました。ありがとうございます。まだすべてに目を通したわけではありませんが、その中に驚くべきことが記されていました。(ワンポイント鳥取弁講座も兼ねています。)ワッタイ!=アットロシ!=びっくりした!
 「因幡堂  昔は豹ノ山峠、因但の国境にありしとかや。今は峠より遥か東に下りて但馬にあり。本尊地蔵白兎神社今大兎大明神と記す。この大兎大明神を祀る神社が、旧高草郡内海村の外、旧八上郡の国中村大字池田、賀茂村大字福本にもある。或いは八上媛伝説と何等かの関係ありか。」P214
 つまり、天照大神が白兎に案内されて八上の霊石山にしばらく行宮されてお帰りになるときにお通りになった氷ノ山越えの国境地点にも白兎を祀るお堂がかつてあり、今もそれは、但馬(新温泉町畑ヶ平(はたがなる)、福本白兎神社から偶然にも夏至冬至ラインの延長線あたりに位置している可能性があります。)に残っている、ということです。これもぜひ確認したいものです。これは一大発見です。そういえば、直接的なつながりはないようですが、但馬には兎和野(うわの)という地名や大蛇伝承と連なる兎塚(うづか)というところがあります。
  この地点にあるということはもしかすると、白兎は霊石山の門尾から伊勢が平まで天照大神を案内した後、いったん姿を隠しますが、御冠岩への案内やお帰りの際に、氷ノ山越えまで道案内をしたのかもしれません。郡境であり国境ですから案内はそこまでだったかもしれません。あるいは、但馬のほうまで天照大神を案内したのかもしれません。
 若桜にも白兎を祀るお堂がかつてあった、ということですから、今からでも遅くありません。峠に因幡堂を再建して、大兎明神を祀ると良いと思います。これがなされると、氷ノ山越えの国道も復活できるのではないでしょうか。
 かつての若桜・八東・船岡町と郡家町の一部で構成された「八東(ハットウ)郡」という八上から分かれてできた郡名も、ハクトと音が似ています。また、東はト(兎)ウ(卯)で東の方角は良い兆しの始まり=兎を象徴しているので、郡名をつけるときにこのような密意を含めていた可能性があるのではないでしょうか。
 ということは、八上を構成していたかつての郡家町(4つの白兎を祭る神社と諸伝承)、船岡町(白兎を祭る神社と複数の波兎の像の存在、八上で最多。大江の赤倉神社と波兎の関連もこの点からもうなずけます。)、八東町(八東の名前自身に白兎が象徴されている可能性と、複数の兎の鏝絵の存在)、河原町(都波只知上神社祭神に白兎の可能性と八上姫伝承)、若桜町(氷ノ山越え=赤倉山の白兎を祀る因幡堂)いずれも白兎と濃密な縁があるということがいえます。

須賀の山雑記
 
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2007年04月19日

記事の編集いったん終了

 「八上 神秘の白兎と天照大神伝承」 と題してこのブログを編集した原稿をとりあえずワードで作成しました。データが重くならないように写真はすべて省略しました。
 もちろん、完成するまでに今後の研究成果も加えていきます。
 この原稿を今後、どのような形で公表するかを現在検討中です。
 
posted by yakamihakuto at 23:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 文献 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月29日

絶版図書 早期に再版を!


カバー 
 










 

 石破洋教授の『イナバノシロウサギの総合研究』牧野出版が、現在在庫切れとなっているようです。筆者は八上の一家に一冊、と言っておりましたが、これでは困ります。実はこのブログは、この著作なくしては白兎神社についての論証不足となり、理解を進めにくくなります。この研究書を読んでいただくことを前提にして、省いていることも少なからずあります。
 このブログを通じて関心を持った方が、さらに深く研究するために入手しうる文献はこの著作以外には、あとは新さんの研究報告と、町誌・郡誌等しかありません。これでは研究が遅れてしまいます。その意味でも、再版が早急になされることを望みます。ぜひ出版社へ直接働きかけましょう。
 この著作は現在八頭町の図書館郡家で閲覧できます。鳥取県立図書館にもあります。
ところで一般的に出版社と書店は、ちゃんと注文のデータを取っているのでしょうか。ぜひともあの商品がほしいと思っても注文先から、製造中止であるとか、絶版であるとか、廃盤であるとか連絡が来たりすることもあります。或いは、店頭でもうそれは入手できません、といわれたりもします。店頭で断られたときには、ほぼ、そのニーズがあったことなど出版社や製造元には知らされないことでしょう。或いはアバウトな情報として扱われるかもしれませんが。しかし、こんなことでよいのでしょうか。潜在的なニーズは確かにあるのです。書店や製造元、出版社は末端の小売店等と提携して消費者のニーズを正確につかみ、統計を取るなりして、再版・製造の是非を判断すべきだと思います。種々の事情はほかにもあるでしょうが。これを機に筆者は大手アマゾンに改善提案を出しました。これだけ情報革命が進行している現在、このような旧態依然たる原始的な物流環境を脱却し、売り手も買い手も異なった意味の利益を得られるようにすべきです。
 
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2006年05月06日

『イナバノシロウサギの総合研究』

 1999年(平成11年)兎の年、地元の日本海新聞に衝撃の記事が掲載されました。(それは偶然にも筆者が鳥取市の白兎神社に初めて参拝した年でもありました。もちろん正月の初詣です。) 石破 洋島根県立女子短期大学教授の発表により、イナバノシロウサギの本拠は郡家町(現八頭町)だった、として福本の白兎神社に文献史上初めて脚光が浴びせられたのです。 翌年石破教授は『イナバノシロウサギの総合研究』(牧野出版)を出版され、以後、じわりじわりとその説の信憑性、斬新さが受け入れられてくるようになりました。
 地元でも白兎神社や因幡・八上の歴史を研究しようという動きが出てくる大きなきっかけとなったのがこの書物です。この労作がなければこのサイトもありえなかったことでしょう。
 因幡の「一家に一冊」の必読書です。内容は非常に高度で決して易しくありませんが、ぜひ読破にチャレンジしましょう!

posted by yakamihakuto at 12:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 文献 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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